異業種への転職を成功させるためにするべきこと
スキルや経験を棚卸しする
エンジニアから異業種への転職は、同業種への転職と比べると難度が高めです。まったくの未経験の状態だと、なかなか採用を勝ち取ることはできないかもしれません。ただし、一見全く違う職種であったとしても、思わぬところでこれまでの経験やスキル、知識を活かせる場合があります。異業種への転職を有利に進める武器を把握するためにも、転職活動の前にしっかりと自身のスキルや経験を棚卸ししておきましょう。
例えばプロジェクトリーダーとしてプロジェクトをまとめたり、教育担当としてメンバーを育成したりした経験は、業種を問わず重宝されることが多いです。どういう場面でどういう役割を担って成果を出してきたのかを明確にしておくと、より採用担当者に自身のスキルや経験をアピールしやすくなります。
将来のキャリアプランを明確にする
将来のキャリアプランを明確にしておくことも大事です。ここがブレていると転職時の職種や企業選びに迷いが生じてしまい、転職活動がうまくいかなかったり、転職しても思っていたような仕事ができない可能性があります。
異業種を選ぶことでこれからどういう道を歩みたいのか、できるだけ具体的に説明できるようになっておきましょう。
転職理由を明確にする
異業種に転職する場合、これまでのキャリアを何故リセットするのかは採用担当者も気になるところでしょう。
例えギスギスした人間関係や過酷な労働環境から抜け出すための転職だったとしても、それを正直に採用担当者に打ち明けるのは得策ではありません。ネガティブな理由での転職の場合、採用してもまた何らかの問題が発生して辞めてしまうのではないかと思われてしまうためです。
転職理由がネガティブなものだったとしても、前向きに受け取られるような回答に変換することが大事です。例えば人間関係を苦に転職する場合は「チームワークをより重視した環境で、自分のコミュニケーションスキルを活かしたい」、やりがいがなくて転職する場合は「よりチャレンジングな環境で新たなスキルを習得し、自身の成長につなげたい」、給与が原因の場合は「より市場価値の高いスキルを身につけることで会社への貢献度を高め、それに見合った評価や報酬を得たい」といった具合です。
誇張しすぎると胡散臭く思われる可能性もあるため、できるだけ具体的なエピソードを盛り込み、前向きな転職であることをアピールしましょう。
前職に固執しない
異業種かどうかに関わらず、職場が変われば仕事の進め方や風習も大きく変わります。そんなとき、「前の職場ではこうできていた!」「こんなこともできないのか!」などと固執していては、なかなか前に進むことはできません。仕事仲間からも、あまりよい印象は持たれないでしょう。
新たな環境に飛び込む場合はできるだけ気持ちをリセットし、その企業の方針に馴染む努力をすることが大事です。そのうえで「こうした方がもっと仕事を進めやすくなるかも」ということがあれば、押し付けず説得力のある理由を添えて提案するとよいでしょう。
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